慰謝料増額の方法

「慰謝料増額」の前にそもそも交通事の賠償問題における「慰謝料」とは何を指すのか理解しておく必要があります。交通事故の賠償問題における「慰謝料」は主に「入通院慰謝料」と「後遺障害慰謝料」があります。

その字のとおり、「入通院慰謝料」はあなたが入通院することに対しての慰謝料であり、「後遺障害慰謝料」はあなたの後遺症が後遺障害として認定されたとき、その後遺障害に対し支払われるものです。そして、後遺障害慰謝料は通常の入通院慰謝料とは別に支払われるものですからご注意下さい。(参考URL:後遺症と後遺障害

慰謝料には3つの支払い基準があります。

慰謝料計算式その1・自賠責基準の慰謝料計算式

入院は入院期間、通院は実通院日数を2倍したものと、治療期間を比べてどちらか少ない日数が適用されます。自賠責保険の計算基準は法律で決まっており、慰謝料は1日4,200円となっています。

  • 実通院日数×2
  • 治療期間

上記いずれかの少ない方に4,200円をかけて計算します。

(例)治療期間90日、実通院日数42日
42×2<90 となりますので、「実通院日数の2倍である84日」を採用。
治療期間90日、実通院日数48日
48×2>90 となりますので、「治療期間の90日」を採用。

この「自賠責基準」は、保険会社があなたに支払う総支払い額(治療費、休業損害、通院費、入通院慰謝料など)が120万円を超えない場合に限り採用されます。総支払い額が120万円を超える場合、保険会社は、「総支払い額が自賠責基準の120万円を超えたため、任意保険基準に基づき算出」してきます。

慰謝料計算式その2・任意保険基準の慰謝料計算式

慰謝料算定では1ヶ月=30日とします。下の表をもとに、症状や程度によって増額されたり、月平均の通院日数が少なければ減額されるなどの調整がなされます。

任意保険基準の慰謝料はこのような表に基づいて計算するのですが、保険会社と交渉するときは、次項の「弁護士基準(裁判基準)の慰謝料」で請求して下さい。

慰謝料計算式その3・弁護士(裁判)基準の慰謝料計算式

むち打ち症などで他覚的所見がない場合(損害賠償額算定基準:別表Ⅱ)

上記以外の場合の傷害部分の慰謝料基準表(損害賠償額算定基準:別表Ⅰ)


弁護士(裁判)基準の請求は、根拠が必要です。つまり、「弁護士基準」で請求しようとすれば、当然「弁護士」が請求する必要があります。(被害者自らが保険会社と交渉し、「弁護士基準」で請求すること自体はできますが、弁護士も立てずに弁護士基準で請求しても保険会社がその基準を採用することはあり得ません)

慰謝料増額については、こちらのサイトも参考になるのでチェックしていただければと思います。
CRSTA〜は交通事故ゼロを目指して交通安全活動に取り組みます。

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